'わたしは、言葉ではどうにも表せないくらい、あなたを愛しています。
自分の視力や、空間や、自由よりも、もっと愛しています。
すばらしいとか珍しいとか、およそ値打ちの測れるどんなものにもまして、
命と同じくらい、やさしさや、健康や、美しさや、名誉にも劣らぬほど、
どんな子供がどんな父親に捧げたあいにもまさって、
はく息も貧しくなり、言葉も萎えてしまうほどの愛をもって、
どんな仕方でもかなわぬくらいに、私はあなたを愛しております'。
(「リア王」、ゴネリルのファースト・ライン)
これは、シェイクスピアの「リア王」で、リア王に対して愛を語る、ゴネリルの人間離れした悪女へと、変貌する前の、最初の台詞です。
みなさまは、どうかんじられるでしょうか。
この、ゴネリルという一人の女性の愛の告白について。
Untitled Drawing Projectは、宇宙的生命の壮大な生と死のサイクルの無限性と精神の自由をマニュフェストすると同時に、特筆して2009-2012年の'Repetition and Difference(Gilles Deluze)' を扱ったものは、愛と狂気に満ちた「時間」を体現したものです。テーマ・題名を一切持たないことを主旨としたプロジェクトですが、同時に作者自身の生きた時間そのものを、マニュフェストの裏に、直接的に再現しようとしたものでもあります。
このプロジェクトは、その瞬間の人生そのものをうつし取ると同時に、当時の恋人に、'永遠に存在し続けることのできない贈り物'として、その時間そのものを送ったものでもあります。
そこには、相手の魂を本当の意味で自由にしたいというメッセージが込められているのと同時に、誰も私たちの心を所有することはできないというメッセージが込められています。
そのプロジェクト。
今回、日本初公開です。
わたしが今回このプロジェクトをだれにおくるかは、、、
ひみつです☆
それでは、会場でみなさまに、「ハプニング」をご用意してお待ちしております。
皆様にお会いできることを、一同、心待ちにしております。
それでは、みなさまにとって、今日が人生で一番すばらしい日になりますように。